アドラーをじっくり読む (中公新書ラクレ 586)
アドラーをじっくり読む (中公新書ラクレ 586) / 感想・レビュー
PONSKE
アドラーをじっくり読む(前に読むガイドブック)の方が適切かも知れない。他者は仲間であるという共同体感覚を目指し、積極的に貢献していく。貢献感を持てた個人は課題に対する勇気が身につく。今まで通り、このような事が書かれていたので、目新しさはあまりなかった。自分に照らし合わせると、「一人が楽」な僕はそれを「共同体感覚を避ける」目的としまっているという事になるが、どうにも悪い事には思えない部分があって、悩んだ。
2017/10/01
西
他の誰でもない、この私自身にとって一番大切なことは、まず自分が自分のことを理解できていないことを忘れない事、そして理解するように自分を見つめ自分に問いかけること。自分の「目的」、選んだ「ライフスタイル」が何か、そしてそれが自分にとっての「善」なのかを考えること。「人間の本性について大いなる理解をしたソクラテスの『自分自身を知ることは何と困難なことであろう』という言葉が、数千年の間、我々の耳に鳴り響いている」。原著を読むのは難しいけど、『人生の意味の心理学』を読んでみたいなと思った。
2017/08/31
Koichiro Minematsu
アドラーの本はたくさんあるけれど、岸見さんの本は、すっと頭に入ってくる。アドラー心理学の骨頂は、人生の課題に取り組むには、ありのままの自分を受け入れることから始め、他者の評価に囚われず、自分に価値があると思うこと。それが、「勇気が持てる」ということ。
2017/09/16
ほじゅどー
★★★★人間の行動や今のあり方が全て本能や過去の経験などに決定されているという考え方(原因論、決定論)が人間から尊厳を奪った。モノと違い人間の行為は原因だけでは説明し尽くされない。人間には自由意志があるので何をして何をしないかは自分で決めることが出来る(自由意志、目的論)。アドラーは行為だけでなく人生についても自由意志で変えられると説いた(自分が自分の運命の主人公)。大切なのは「これから」どうするか。他者は敵ではなく仲間。他者からの評価にとらわれ自分を良く見せようとせず、ありのままの自分を受け入れる。
2018/03/02
zel
目的論だったり、共同体感覚だったり。アドラーっていろんなことに通じる気がする。時々で思い返していきたい。一度きちんと学べる機会あるといいな。
2022/10/13
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