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ゲンロン戦記-「知の観客」をつくる (中公新書ラクレ, 709)

ゲンロン戦記-「知の観客」をつくる (中公新書ラクレ, 709)

ゲンロン戦記-「知の観客」をつくる (中公新書ラクレ, 709)

作家
東浩紀
出版社
中央公論新社
発売日
2020-12-08
ISBN
9784121507099
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ゲンロン戦記-「知の観客」をつくる (中公新書ラクレ, 709) / 感想・レビュー

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遥かなる想い

2022年新書大賞第5位。 東京の会社「ゲンロン」の歩みを綴った本である。 SNSが大きく普及した2010年代に 登場した ゲンロンという会社が何に苦闘し、どう生き延びたのか?語り下ろしの本らしく 読みやすいが 内容は新しくはない。 「知の観客」をつくる という著者の試みは どうなるのかが 気になる、そんな自伝だった。

2022/05/18

harass

ネットの宣伝対談で気になり即座に電子図書で買う。2010年に著者は会社を立ち上げて10年。大学に残ることもしない、有名になり思い上がった気持ちだったが…… 中小企業の経営者としての知識も経験もなかった彼の悪戦苦闘の数々を振り返る語りおろし。それら経験の中から掴んだものと、その実績「観光客の哲学」など。本人が自覚する弱いところなど、あとがきにあるように私小説のようだ。良書。おすすめ。

2021/01/03

ヒデキ

以前から、著者が、映る表紙が、気になっていました。 時代に流れの中で文化人が、発信しにくくなった時に発信の場を作ろうとされた著者の会社経営の姿が、かなり生々しい本音とともに語られています。 マイナスの発言は、まだまだオブラートがかかっている様に感じてしまいましたが、 一つの組織を作っていく時の苦労や、発信されていることで メジャーな扱いになっていくことで「色々な」ヒトが、集まってきてしまうのが、興味深かったです

2023/01/05

ネジ

★★★★☆ 著者が起業した会社と著者自身の変遷を追った内容。絶えないトラブルに向き合いながら会社を存続させてきた経験は著者の哲学に生きているという。

2024/02/28

ころこ

著者が出版及びイベントスペース運営会社を10年にわたり経営してきた聞き書きです。思想的な話題は皆無で、会社の経営として○○万円金借りたとか○○に裏切られたとかいった話が大半です。10年続いたことは成功といえますが、いわば失敗の告白です。この手の話は普通30代で経験しますが、頭のいい人が40代で遅れて悪戦苦闘しているのが笑い話として読めます。著者は経営することで文化人の軽佻浮薄な側面を知り、商売人の地に足の着いた側面を改めて見直します。著者が辿り着いたのは、それら具体的な出来事に思想が宿るということでした。

2020/12/07

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