イケズな東京-150年の良い遺産、ダメな遺産 (中公新書ラクレ 751)
イケズな東京-150年の良い遺産、ダメな遺産 (中公新書ラクレ 751) / 感想・レビュー
おいしゃん
堅い話にみえて、意外にとっつきやすい対談や往復書簡集であったが、結局フワフワと主張がよくわからない感もあり。あとは、全ての論点がコロナに基づいているので、何十年かすると当時のライフスタイルの変容を知れる材料になりそう。
2022/12/17
紙狸
22年1月刊行。建築史出身の井上章一と建築家青木淳の本。二人をつないだ新聞でのリレーエッセイと、その後の対談などを収録。新型コロナ流行の中で、建築や社会を考え直し、コロナ禍がもたらした変化からプラス面もくみとろうとする。井上は、日本の町の建物が「エゴを発散」させてばらばらな形状であることを指摘。新型コロナへの対応を巡り、日本では私権制限が緩いことも挙げる。「日本だから花ひらいた自由というものも、どうやらありそうである」。パリ、東京、大阪を比較して、万博と五輪のレガシーを論じたくだりも面白かった。
2022/01/15
キョートマン
やはり面白い部分は京都の文化を語った部分。それに対して、東京の部分はどこが「いけず」なのかがよく分からなかった。
2022/04/03
テイネハイランド
図書館本。ベストセラー「京都嫌い」でも知られる井上氏(専門は建築史・意匠論)と現役の建築家との共著です。井上氏の最近の著書を読む限り、組織内でのポジションが上がるにつれて、すっかりその著書からはその切れ味というか研究者としての矜持が無くなっているように感じました。所長ともなると色々仕事が忙しいのですかね。元々井上氏の著書ってこんな感じでは?と反論されるとそうかもしれませんが。本書に関する限り炭酸が抜けたビールのようで人には推薦したくありません。対する青木氏の文章も論旨が少しわかりにくい箇所がありました。
2022/04/24
Hiroki Nishizumi
うーん、いろいろごちゃごちゃ言ってるけど、あまり感じるものが無かった
2023/04/14
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