60代からの幸福をつかむ極意-「20世紀最高の知性」ラッセルに学べ (中公新書ラクレ 760)
60代からの幸福をつかむ極意-「20世紀最高の知性」ラッセルに学べ (中公新書ラクレ 760) / 感想・レビュー
ほじゅどー
★★★★ラッセルの「幸福論」に学ぶ。自分の内面を掘り下げるのではなく、関心を外部に向けること。不幸の原因は「退屈」である。外界に面白いことは無数にあり、そこに意識を向ける。欲しいものを持っていないことこそ幸福の要素。身体を鍛えたり、習い事を始めたり、自分に足りないものがあると感じるとそれを克服したい意欲が湧く。これが幸福への第一歩。内に閉じてばかりではやがて枯渇する。外部と接触して笑ったり、怒ったり、感動したりすること。大地のリズムに合わせて生きる。
2023/02/24
ヨハネス
正面切って「幸福です」なんてブログに書くと叩かれる日本だから「幸福じゃない」という人が多いんじゃない?内閣府調査では64歳以下と比べ65歳以上の満足度が極端に高い、つまりリタイアしたら幸福になる割合が高いんでしょ。じゃ、こんな本要らないね。でも、ラッセルの「幸福論」がすごく面白いのはわかった。読んでみたくなった。「外部からいろいろな材料を取り込み感情を刺激することが幸福につながる」に同感。退職はしたけど趣味の世界から受ける刺激が大幅に増えたからあたしは幸福感があるのだ。
2022/07/14
tdyskd
旅行に頻繁に出かける人ほど「拡散的好奇心」が強く、主観的幸福度が高く、認知症にもなりにくいとは知らなかった。
2023/10/27
Noriko S
ラッセルの幸福論を著者の視点での解釈し、中高年への生き方を指南している。すべての内容が腑に落ちる。競争から降りること、仕事は退屈しのぎ、ある程度あきらめる。読書、旅行、自然への回帰、趣味などなど。折に触れて読む本と感じた。
2022/09/27
やま
ラッセルの「幸福論」の解説と著者なりの解釈。
2022/07/06
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