榎本武揚 (中公文庫 A 3)
榎本武揚 (中公文庫 A 3) / 感想・レビュー
ダージリン
安部公房の小説は久し振りだが、この作品はかなり異色な雰囲気であった。幕府側で闘いながら明治政府でも重用され、福沢諭吉の痩我慢の説で叩かれた榎本武揚。官軍との戦い当時と、戦前・戦後の価値転換とを重ね合わせながら、現代性ある話になっている。安部公房らしいある種のおどろおどろしさはさほど強くない印象。
2018/10/04
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ダージリン
安部公房の小説は久し振りだが、この作品はかなり異色な雰囲気であった。幕府側で闘いながら明治政府でも重用され、福沢諭吉の痩我慢の説で叩かれた榎本武揚。官軍との戦い当時と、戦前・戦後の価値転換とを重ね合わせながら、現代性ある話になっている。安部公房らしいある種のおどろおどろしさはさほど強くない印象。
2018/10/04
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