おバカさん (中公文庫 え 10-2)
おバカさん (中公文庫 え 10-2) / 感想・レビュー
joyjoy
信じること。考えさせられる。「素直に他人を愛し、素直にどんな人をも信じ、だまされても、裏切られてもその信愛や愛情の灯をまもり続けて行く人間は、今の世の中ではバカにみえるかもしれぬ。だが彼はバカではない……おバカさんなのだ。人生に自分のともした小さな光を、いつまでもたやすまいとするおバカさんなのだ。」 ガストンさんの小さな光は、読者のこころにも灯をともす。
2024/08/10
茸山ぢる
強いものばかりが生きている世の中ではない。弱々しくも優しく生きて行く人々だっている。そんなことを教えてもらった。
ぶん
人生を自分の心の素直さで守ろうとしている…というのが、なんかよいです。イエスの生涯に書かれたイエスや、深い河に書かれた大津さんと同じ、そういう生き方を言いたいんだなとおもいました。
2013/07/06
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