文章読本 (中公文庫 A 1-8)
文章読本 (中公文庫 A 1-8) / 感想・レビュー
となりびと
この後、三島、丸谷と続く“文章読本”。言葉選びから見てとれる文章の良し悪し、句読点の使い方や漢字の読ませ方など、文章を紡ぐ視点での著者の考えが引用も使って解かれている。日本語は英語よりも表現方法として不便とした上での具体的な例や森鴎外の作品を引き合いにしての送り仮名の使い方についての検討は興味深い内容だった。旧さもみられるものの、現代にも通ずる点は多い。引用に使われていた志賀直哉の『城の崎にて』はこの後、触れてみる。
2016/05/05
うぱこ
美しく品格のある文章を書くために。
2024/07/04
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