江口の里 (中公文庫 A 21-4)
江口の里 (中公文庫 A 21-4) / 感想・レビュー
カーミン
有吉佐和子初期の短編集。カトリック神父と芸者、舞踊の内弟子、文楽の人形遣いなど、バラエティに富んだ主人公が織りなす作品。この短編集を基に「一の糸」や「木瓜の花」のような長編名作が生まれたと思うと、作者の知識や創作力がうかがえて感慨深い。
2015/01/18
hazama
「人形浄瑠璃」のみ。松竹との関係をめぐって文楽が因会と三和会に分かれた時のことを、数年の内に題材としている。合同興行まで入っているが、思っていた以上にしんどい。これは確かに2、30年経ったぐらいじゃ当事者は語りたくないはずだ。
2013/02/12
月夜
昭和34年初版 45年再版 江口の里・海鳴り・とろろ昆布・蚊と蝶・人形浄瑠璃 を収録。 彼女の文章が非常に 臨場感 緊張感があり好きなので 読んでしまうが この作品達には どこに共感して読んだらいいのか 戸惑ってしまう。
2012/08/19
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