将門記 (中公文庫 A 33-5)
将門記 (中公文庫 A 33-5) / 感想・レビュー
Kaname Funakoshi
大岡昇平による将門記。『将門記』その他の分析により将門の実像を追っていて論理的。関東の平氏の中での権力争いと、馬による散発的な反乱。漢文で読みにくい『将門記』が途中から急に読みやすくなった理由についても書かれている。後半は幕末天誅組の分析的な歴史小説。
2020/08/06
Hideki Kamauchi
再読。表題作と、末尾の「龍馬殺し」の鮮やかさ。
2016/04/28
Darbytime
歴史上の物語的英雄を考察する話。歴史に疎いので天誅組のことを知らなかったけど、吉村虎太郎と話は良かった。
2013/08/16
てら
歴史エッセイ集。ロマンを追わない、地に足のついた考察が心地よい。現実世界に英雄など存在しないのだ。坂本龍馬に関する記述は大多数の日本人には不快かもしれないが、私は非常に共感できた。
77゜3
小学4年生の頃の歴史の先生が、平将門が好きだったなぁ…と思って手に取った。歴史的資料が少ないからこその、自由。
2021/05/09
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