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ボートの三人男 (中公文庫 C 16)

ボートの三人男 (中公文庫 C 16)

ボートの三人男 (中公文庫 C 16)

作家
ジェローム・K.ジェローム
丸谷才一
出版社
中央公論新社
発売日
1976-07-10
ISBN
9784122003514
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ボートの三人男 (中公文庫 C 16) / 感想・レビュー

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Panzer Leader

おバカな3人組プラス喧嘩っ早い犬がテムズ河をボートで旅するユーモア仕立ての紀行文。訪れる街々の風景描写、歴史上の人物や一般市民へのシニカルな見方など興味深いが、時々クスッとはするけど全体を漂うユーモアのセンスが自分の感性とちょっと合わず、期待ほどの満足感は得られなかった。

2018/07/04

Shoko

ニヤニヤ、クスクス。三人と一匹がボートに乗る前から、笑いが止まらない。イギリスっぽいなぁと思うのは、ジーヴスシリーズを彷彿とさせるからかな。生真面目さと破茶滅茶とが違和感なく混在する感じ。風光明媚な川のほとりの景色や、歴史にも惹かれました。これからパイナップルの缶詰を見たら、ボートの三人男を思い出して笑ってしまいそうです。【G1000】

2018/07/18

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

主人公と、その友人2人、主人公の愛犬モンモランシーがボートで川下りをするという話。イギリスらしい自分で自分を笑い飛ばすようなユーモアに読んでいてニヤニヤしてしまう。あっはっはーと笑うのではなく、あくまでも、ニヤリと。海外の人名をおぼえられない病を今回も発揮し、友人2人のジョージとハリーは、最初から最後まで、どちらがどちらか全く区別がつかなかった。犬のモンモランシーの名前だけは、はっきりとおぼえていたのだけれど……。

2015/02/16

鐵太郎

「犬は勘定に入れません」を読んで、どうしてもこれが読みたくなって掘り返しました。最初に読んだのは小学生。「世界の名作文学」に入っていた抄訳。かなり年が行ってからこの文庫を買いましたが、昔と同じイメージのユーモアで、しかも風光明媚なテムズ川を描いていましたっけ。 さて今回読み直して、恥ずかしながら今まで気づきませんでした。この舟旅は、キャンプ用品を詰め込んだボートでのテムズ川の旅なのですが、ぐーたらな川下りじゃなかったんです。川を遡っているんですよ。地図を書いてみて、始めてわかりました。

2009/07/07

nuit@積読消化中

『ボートの三人男』読了。なんとも上品な滑稽小説。やはり英国のユーモアは私には上品過ぎるw しかし、同時代、切り裂きジャック事件で震撼しているロンドン!のイメージがいっぺんで吹き飛びましたw

2014/11/28

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