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街への挨拶 (中公文庫 A 170)

街への挨拶 (中公文庫 A 170)

街への挨拶 (中公文庫 A 170)

作家
山田太一
出版社
中央公論新社
発売日
1983-09-01
ISBN
9784122010581
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街への挨拶 (中公文庫 A 170) / 感想・レビュー

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ネギっ子gen

【私を含めて人々は、深々とすべてを諦めているのではないか】このエッセイ集で、刺さった箇所。<「軽蔑もいっぱい」:軽蔑のさらに底流に、根深い諦めがあるのではないか。なにかしら強力な力が自分たちの運命を左右していて、自分たちとしては、なにをなすすべもない、という思いが深々と人の心を満たしているのではないか、と思う。なにをしても、たかが知れている。結局は自分の運命を自分でめざましく飛躍させることはできない。自分の未来図の見当はついている>、そんな思いを抱く人々同士が、互い(自分)に持つ感情が軽蔑なのでは、と……

2023/12/04

ゴリゾウ

アーサー・ペンという映画監督が『俺たちに明日はない』という映画についてのインタビューで「なぜあれほどたくさんの血をあの映画で流したのか」という質問に「自分の体験では死というものはあのようにたくさんの血を流すものだ」と答え・・。(P131) #1227

1992/11/15

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