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実録アヘン戦争 (中公文庫 M 265)

実録アヘン戦争 (中公文庫 M 265)

実録アヘン戦争 (中公文庫 M 265)

作家
陳舜臣
出版社
中央公論新社
発売日
1985-03-10
ISBN
9784122012073
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実録アヘン戦争 (中公文庫 M 265) / 感想・レビュー

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ヨーイチ

陳舜臣は多分初読み。司馬遼太郎と対談していた。思っていたより読み易く、世紀の大事件の概要を知ることが出来る。清朝末期ってことは江戸時代末期と重なり、「近代化」(この言い方も問題あるなぁ)日本では御一新との比較をしてしまう。清朝チャイナの政治体制を分かりやすく説明してくれる。科挙制度と官僚と政治の関係とか。簡単に言うと「名文、達筆じゃないと至高の皇帝に政策を進言すら出来なかった」らしい。これでは近代国家間の戦争には勝てない。あと産業革命恐るべしである。面白かった。

2019/08/30

金吾

何故アヘン戦争に至ったのかがよくわかります。イギリス帝国主義の卑劣に近い傲慢さや腐敗した国家で職務に精励する悲劇が印象的でした。陳舜臣さんの小説の方のアヘン戦争も読みたいと思いました。

2022/08/11

だまし売りNo

阿片は依存性薬物であるが、売る方も依存性になる。英国は清国に阿片を売って、莫大な利益を得ていた。清国に阿片の持ち込みを止められた時も、それを止めることができなかった。そこで武力で侵略した

2021/12/13

マサキ@灯れ松明の火

「茶」のためには…無茶をしますな(=_=;)あえて、中国側からのものを読みました。清王朝…おおらかすぎる所を英国人につけこまれましたなと……なぜに、漁夫の利を得る米国人……どれだけ血を流させると気が済むのか……とりあえず、次にいきましょう。。

2012/12/01

せいたろう

どうやらアヘン戦争は英国も中国も思い出したくないらしい。英国にとっては不義の戦争、中国にとっては完膚なきまで叩き潰された惨めな記憶。1度の戦争で開港、通商、治外法権、香港の割譲等々英国の全面勝利。眠れる獅子から豚へと転落。しかし外敵に対し団結して事に当たれたのが中国にとっては稀なことであったらしい。少数の満州族の統治という事情もよくわかった。アヘンの流入を抑えきれなかったのは賄賂が当たり前という中国の宿痾のせいだと思う。無関係を貫き漁夫の利を得たしたたかなアメリカ。その友好関係は朝鮮戦争前まで続いた。

2020/10/24

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