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蘆刈,卍 (中公文庫 A 1ー17)

蘆刈,卍 (中公文庫 A 1ー17)

蘆刈,卍 (中公文庫 A 1ー17)

作家
谷崎潤一郎
出版社
中央公論新社
発売日
1985-09-10
ISBN
9784122012509
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蘆刈,卍 (中公文庫 A 1ー17) / 感想・レビュー

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Porco

大阪は難波付近を訪れていることもあり精読。谷崎の文学ワールドは難解で猥絶で面白い。戸惑うような話の展開も読んでいていつしか惹き込まれる。

2024/04/07

今野琢

能の「蘆刈」をモチーフの一つとした作品で、父親の耽美的で性愛的なエピソードが、当時子どもだったある老人を通して語られる。 冒頭に詩歌を置き、物語の前半は、古典を元に昔の日本を懐古する「わたし」の、紀行的な文体が続く。 それは実際に谷崎が住んでいた関西の風景が描かれており、語り手は谷崎自身を思わせ、情緒的な表現が印象的である。 そうして昔を懐かしむ「わたし」の前にある老人が現れ、後半はその老人が語り手となって物語が進んでいく。

2024/07/24

Nozaki Shinichiro

大山崎の駅を降りて、西国街道を通って水無瀬神宮まで、その後うどん屋のかぎ卯に立ち寄り、今はなき山崎の渡しを使って橋本へ、途中の淀川の中州でちょっと月を見ながら一杯、そこであった人と話していると…という内容。ルートが明瞭に思い描けるほどの超地元。ブラタモリ的に近所の散歩でもいこうかなと思いました。

2017/10/14

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