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38万人の仰天 (中公文庫 A 179-2)

38万人の仰天 (中公文庫 A 179-2)

38万人の仰天 (中公文庫 A 179-2)

作家
かんべむさし
出版社
中央公論新社
発売日
1985-12-01
ISBN
9784122012820
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38万人の仰天 (中公文庫 A 179-2) / 感想・レビュー

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松田望

左遷されたサラリーマンが新天地の大阪で一発逆転を賭けたイベントを企画する話。 いい言い方をすれば(?)池井戸潤のドラマみたいだ。 SF要素は付け足し程度。 SF以外の、八〇年代の大阪の住まいやオフィスの風俗的な描写が興味深い。 四〇年前ってこんなふうに話していたっけ?  明石家さんまやダウンタウン以降、みんな過剰にお笑いっぽく話すようになった一方、角が取れた部分もあり、登場人物たちがうちの両親と同世代にしてはもう少し上の世代みたいな話し方するな〜と大阪出身者は感じる。

2019/11/30

くろすけ

 クライアントの機嫌を損ねて左遷させられた若き広告マンが、新天地で新たな仲間と奇想天外なイベントを企画し、大成功を収めるまでの友情と夢がいっぱいつまったストーリー。  「仕事の楽しさ」をたっぷり味わわせてくれる作品です。  職場で悩んだ時、壁にぶつかった時、この本を開けば元気が出ること間違いなし!

横丁の隠居

1982年作品。私が初めて大阪という魔界の地に足を踏み入れたのが1981年。当時の風俗・気分が活写されていて、その興味で読み直した。思えば大阪へ行って(1年間ではなかったが)配偶者をつれて東京に戻ったのは主人公の草薙と同じであるな。

2021/06/07

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