日本のギャンブル (中公文庫 M 296)
日本のギャンブル (中公文庫 M 296) / 感想・レビュー
志村真幸
1966年に桃源社から出た単行本の文庫化。 日本のギャンブルを歴史に沿って紹介したもので、『日本書紀』で天武天皇が双六をしたという記録から始まり、江戸期のサイコロやカルタ、明治の競馬や花札、戦後の競輪やパチンコまで幅広くとりあげられている。 オッチョコチョイのチョイ、ひっぺがし、十六むさし、チーハーなど現在ではほとんど知られていない賭博についても、きちんとやり方が調べられ、詳述しているのがすごい。 また、賭博を社会史として描いている点がおもしろい。つねに時代性とともにあるものだと納得させられる。
2018/09/13
丰
Y-20
2006/03/17
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