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天翔る白日: 小説大津皇子 (中公文庫 A 40-12)

天翔る白日: 小説大津皇子 (中公文庫 A 40-12)

天翔る白日: 小説大津皇子 (中公文庫 A 40-12)

作家
黒岩重吾
出版社
中央公論新社
発売日
1986-06-01
ISBN
9784122013292
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天翔る白日: 小説大津皇子 (中公文庫 A 40-12) / 感想・レビュー

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大阪魂

黒岩さんの古代史の本は、司馬さんの戦国、幕末に匹敵するくらい面白い!大阪にも縁の深い大津皇子。能力、魅力がある人が、悲劇にあう。欲や権力がからむ人間社会ってほんまこわいな。

2016/03/12

00541381

大津皇子のお話。 この辺の黒岩日本史はやっぱり好きだな。天武との違いは厭世観だったのか戦乱へのトラウマだったのか思いをはせたくなる作品。

2013/12/01

いと

★★★ 図書館本。 万葉集の大伯皇女の「二上山」の挽歌は大好きな一首です。この時代は、身内同士で陰謀、殺戮と波乱にとんでいて面白い時代です。

2017/09/26

もふもふ

持統天皇の大津皇子包囲網が狭まるにつれて、今まで大津皇子の味方だった人々がまるでより強力な磁石に吸われゆく砂鉄のようにスーっと離れていく様に没落の恐怖を感じた。

まいご

大海人と、特に讃良の前作からの変わりようが酷い。経年と視点の違いでここまで真逆に見えることだけでも当作品の肝ではなかろうか。草壁皇子が主人公なら爽やかな大津皇子も別な見え方をするはず。将来を予感しながらも父のようには備えなかった大津。もはや転覆不可能な国家体制が出来てはいた、でも皇后の壟断は許しちゃう。つまりは美学で我欲に枷をはめる様な者では権力闘争に勝てないのだろう。国家制度の成り立ち等、背景の物語と共に説明されると頭に入りやすくて良い。

2017/08/02

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