ハリウッドの神話学 (中公文庫 M 306-2)
ハリウッドの神話学 (中公文庫 M 306-2) / 感想・レビュー
ギルヲ
1940~60年代、ハリウッド黄金期のスター(製作者や監督、批評家やライターもいますが)にまつわるエピソードやゴシップを紹介することで、この時代のアメリカが透けて見える。女性にはまだまだ道が拓けていず(それこそ映画スターこそが1番の自立の道だった!)、ホモセクシュアルは口が裂けても公言できない時代、そして悪名高き赤狩りの時代にそれぞれがどう生きたかはとても読み応えのあるものでした。中では、J・マンスフィールドやM・クリフトの悲痛、ナチス少女だったヒルデガード・ネフが印象的でした。
2020/11/07
Aoka
再読。ジェイムズ・エイジーがいい。書いたものを読んでみたい。
2010/05/10
Gen Kato
再読。実録ではなく、あくまで「伝説」的なエピソードを選んで書かれたミニ評伝集。映画とスターへの愛に満ちているので、読んでいて心地いいです。エリザベス・テイラーとかエロール・フリンとか、イイことはあまり書いてないのに後味さわやか。
2014/07/22
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