私の旧約聖書 (中公文庫 い 42-2)
私の旧約聖書 (中公文庫 い 42-2) / 感想・レビュー
bouhito
神様はカードを人間に配る。そして、時にカードをまきあげる。カードを配らない神様は、人間から崇拝されないし、手札の揃った人間はもはや神様を必要としなくなるからだ。あるギャンブル狂から見た、神様と人間の「かけひき」としての旧約聖書。
2015/06/07
桜井青洲
信仰にしかり聖書にしかり全く知識がない分、著者に考えがスムーズに入ってきたように思えました。旧約聖書に対して「ゼッペキ」や「ギャンブル」の話題が出て来るのが著者らしくよかった。実際の旧約聖書にもいずれ挑戦してみたい。
2017/04/15
seichan
聖書に対する筆者の目線が、いい感じの距離感、
2011/07/24
まゆまゆ
日本人が旧約聖書を読むとだいたいこんなふうな反応だよねーー。と共感できる事。旧約聖書と対比して語られる色川武大自身の宗教観・人生観が面白い事。このふたつがよいハーモニーを奏でておりますので、その辺に興味がある人ならぜひ読んでみてよ! と言いたい感じ。
2010/05/30
寛理
他の本と基本同じことを言っているが、旧約聖書という本への批評としては面白い。「エホバさんだって辛いんですよ。カードをくばらなければ、自分の存在が疑われるし、配り終わってしまえば、それはそれで用無しになってしまう」。
2020/07/04
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