寂聴般若心経: 生きるとは (中公文庫 せ 1-6)
寂聴般若心経: 生きるとは (中公文庫 せ 1-6) / 感想・レビュー
ぶち
寂聴さんが京都嵯峨野の寂庵の法話を記録した本です。テーマは般若心経ですが、法話の内容はそれだけに囚われることがなく、寂聴さん自身が体験したエピソードも盛り込まれていて、たいへん楽しいのです。いやぁ、寂聴さん本当にお話がうまいです。般若心経を易しく分分かりやすく解説してくれます。それは般若心経だけに留まりません。仏教の入門書として最良なものではないでしょうか。30年も前の本ですが、現在でも暮らしていく、生きていく上での心の拠りどころとなります。後半に入っている般若心経の解説部分も良い復習となります。
2021/05/03
i-miya
2014.01.13(01/01)(つづき)瀬戸内寂聴著。 01/13 (p034) トマス・アクィナス『人間論』の口述筆記する仕事、寝てしまう寂聴-首。 後任に新章さん、その仕事に就く。 宝塚、淡島千景さん、久慈あさみさんの同期のスター。 私はその次の仕事も紹介してもらった、京都大学付属病院の小児科研究室、ラット、マウス使った動物実験の手伝い。 では般若心経に入りましょう。 短いお経です。 二百六十六文字。 継言った―と、津言った―、ツイッターと同じ文字数?ですね?
2014/01/13
i-miya
2013.12.01(12/01)つづき)瀬戸内寂聴著。11/29 (p032) 人のことに捉われないで、自分の八正道を行っていけばいいのです。 初めに私が「開経偈」(=かいきょうげ=仏様にこれからお経を上げます、といごあいさつの意味)の一句を読みます。 「偈」とは、詩という意味です。 二.観自在菩薩。 寂庵の家の中の者。 新章文子さんから「寂庵だより」のお祝いが届きました。 あとで(笑) 江戸川乱歩賞、推理作家。 『四柱推命』占いのベストセラー。
2013/12/01
i-miya
2013.09.08(つづき)瀬戸内寂聴著。 2013.09.07 天上天下唯我独尊、天上天下、世界中に自分という命は、ただ一つ、だということを宣言したものである(瀬戸内寂聴説)。マーヤー(釈迦の母)は生んですぐ死んだ。 メランコリックな性格、シッダッタ。 三人の奥さん、ゴーピカー、ミガジャー、ヤソーダラー。 結婚10年、29歳、蒸発第一号。 人間全体の生きる悩みを解決しようとした。 愛馬カンタカンに乗る。 チャンダカという御者をつれて。 途中で返す人と馬。 苦行林に入る釈迦。 インド人、瞑想的。
2013/09/08
ネジ
★★★★★ 般若心経を著書の人生と重ね合わせエッセイのような形式で解説した内容。般若心経のうち、六波羅蜜など実地的な生きる指針の部分(顕教?)を厚く説いてると感じた。玄侑宗久氏の訳では般若波羅蜜の概念部分が詳しく書かれていたので、両著でバランスが取れていて個人的に良かった。 ①仏教における幸福とは執着から開放された自由な心を持つことである。 ②執着から開放される手段は、良いことをし、悪いことをしないことである。 ③著者は金儲けの為ではなく、集まって生き方を議論するための場として寺を開いた。
2024/01/02
感想・レビューをもっと見る