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生きて行く私 (中公文庫 う 3-7)

生きて行く私 (中公文庫 う 3-7)

生きて行く私 (中公文庫 う 3-7)

作家
宇野千代
出版社
中央公論新社
発売日
1992-01-01
ISBN
9784122018679
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生きて行く私 (中公文庫 う 3-7) / 感想・レビュー

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Salsaru

行動には覚悟必要で、別れでぐずぐずしないところが潔い。他人が何を言っても、本人は幸せでかつ皆素敵な思い出にしている。正直でいることほど、難しいことはない。

2020/06/01

コノヒト

天衣無縫。でも、私の人生は私のもの、という揺るぎない信念がうかがえる。何事かがあったとしても他人に責任をなすりつけるようなことを決してしない生き様がかっこいい。数有る男性遍歴の中では梶井基次郎との交流を興味深く読む。

2016/09/24

あすこ

宇野千代ほど人をすることができる女はそうそういないんじゃないかな。心から羨ましいと思った。じつは図書館から借りたのだけど、これは買って本棚に加えようと思う。今年はこういう本にたくさんめぐり合いたい。

2012/01/16

みみぽん

このヒロイン像は、21世紀の現在でもきっと世界共通のアイコンになる。それ位読書後、湧き出る高揚感と勇気を貰った気持ちになる。千代さんの人生は自身に責任を持ちながら、誰のせいにするでもなく、結局のところ、迷惑をかけるでもなく、痛快に切り開いてきたものだからだからだ。特に圧倒されるのは戦前の千代さんだ。封建的で女性の貞操観念が強い時代でも、好きになった男性には好奇心と情熱で丸ごと身を投げ出しぶつかって追いかけてゆく。全編を通し「後悔」はない。夢中で生きることが生きる目的だと語る千代さんの指針は永久に消えない。

2018/05/04

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