さようなら、婚約者 (中公文庫 と 19-1)
さようなら、婚約者 (中公文庫 と 19-1) / 感想・レビュー
cithara
婚約を解消したのに会い続ける美樹と広樹の二人がどうしても理解できなかった。お互い嫌いになったわけではないからだろうか? 広樹が同性愛者であるという具体的な説明がないため、なんだか美樹の一方的なわがままに感じてしまう。作者のまわりに同性愛者がいなかったのだろうか? 卓兄さんが翻訳の仕事のために同性愛者の意見をききたいと思う場面は作者の願望でもあったのではないか? 美樹の友人文沙子はたくましいけどずいぶんと面倒くさい性格。一昔前の二十四歳は、今の同年齢の男女よりずっと大人であることを求められている。
2015/08/18
pika
せつない
2010/10/17
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