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茜に燃ゆ 下: 小説額田王 (中公文庫 く 7-17)

茜に燃ゆ 下: 小説額田王 (中公文庫 く 7-17)

茜に燃ゆ 下: 小説額田王 (中公文庫 く 7-17)

作家
黒岩重吾
出版社
中央公論新社
発売日
1994-08-01
ISBN
9784122021228
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茜に燃ゆ 下: 小説額田王 (中公文庫 く 7-17) / 感想・レビュー

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ちゃこ

[上下巻][解説:佐古和枝]下巻は655年孝徳天皇崩御〜672年6月壬申の乱の直前。 額田王については"大海人皇子と引き裂かれて中大兄皇子の妃となった悲恋の女性"というイメージを抱いていたのだが、この作品の額田王は全く違っていて魅力的だった。政治的な争いや駆引き、親子・夫婦・男女のさまざまな形の愛、そして折々に詠まれた万葉歌。飛鳥,近江の情景を思い浮かべながら堪能しました。壬申の乱を描いた『天の川の太陽』も読みたい。 /[2014ー153]

2014/08/03

RASCAL

黒岩重吾さんの歴史小説を時代順に読んで、これで22冊目、壬申の乱前夜まで来ました。謎の多い万葉歌人、額田王を、黒岩さんなりの解釈で、鮮烈でちょっとエロい恋愛小説にしたててあります。でも、やっぱり、恋愛要素より、俺様キャラの中大兄の邪魔者は排除する風の政治改革と晩年の老醜の方が気になってしまいました。

2013/06/08

kiiseegen

ラスト3行に額田王が凝縮されている様な...すっきりとした良い終わり方だった。この続きが「天の川の太陽」へと繋がる。未読の、著者、古代作品も残り少なくなって来た。

2021/01/10

秋乃みかく

★★★★☆ 再読。天智、天武、両天皇に愛された額田王。優れた感性と美貌を持ったこの作品の額田王は、こんな女性になりたいと憧れるような素敵な女性として描かれていて、とても好感が持てて良かった(^^)d歴史小説でありながら恋愛ものとしても楽しめる読みやすい作品でした(^^)

2014/12/02

寝覚の朔

数年越しで下巻まで読了。下巻は大海人と別れ、皇太子である中大兄皇子と結ばれる経緯から、女帝(斉明天皇)との死別、晩年の天智天皇の様子とその後の動乱に続く想いとなっています。 中大兄皇子に対しては大海人皇子とは違う、母性的な愛情を感じつつも……やはり女としての心はずっと大海人の方にあったのだなと。そして王族でありながらも大きな政治的動きの中心に立てない、翻弄されるばかり女性としてのもどかしさも感じさせる展開でした。

2018/11/26

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