女帝エカテリ-ナ (1) (中公文庫 コミック版 い 1-1)
女帝エカテリ-ナ (1) (中公文庫 コミック版 い 1-1) / 感想・レビュー
ゆいまある
プロイセンの片隅で産まれ、母の野心の為ロシアに嫁ぎ、最強の王となったエカテリーナ二世。色んな人の子供を産んでるんだが、きっかけは夫の生殖能力に問題があり(それとも不仲?)それでも世継ぎを産む義務を課せられ、恋人の子をもうけた為。場面によってエカテリーナのうねる黒髪が長くなり、それが彼女の心理描写と相まってる。池田理代子先生さすが。夢中になって読んでたら、夫が「眩しいよう」と寝室から出て行ってしまい、ピョートルと重なる。え、私がピョートルか、もしや。
2021/06/16
つーこ
ゾフィーって背が低くて不美人だったと思うのに、この本のゾフィーの綺麗なこと!美しいと彼女の悲哀が切ないほど伝わる。好きな男性は結ばれないか遠ざけられ、好いて欲しい男性からは好かれない。心許せる人も周囲におらず、姑からはイビられる。裏切りが日常茶飯事のロシアってのがまた辛い。
2018/09/21
クサバナリスト
世界三大美術館のひとつエルミタージュ美術館の私的コレクションを始めた女帝に興味をもち、手軽な漫画の本作を手にした。第2巻へ。
2017/08/06
neimu
この当時、池田理代子はもう現代物は描けないから歴史物専門になってしまったんだと思った。そして、彼女が描いてしまうと他の漫画家が描けないというか、描かない分野だからまあ独壇場というか。やっぱ、ビジネス的にも描いたモンがちの分野だと今でも思う。歴史の勉強にはなった。
ミナ
この時代の漫画の背景の書き込みの素晴らしさといったらない!この精緻さのおかげでより世界に入り込むことができる。自らの才覚で立ち向かっていくエカテリーナは凛としていてかっこいい。
2016/11/16
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