女帝エカテリ-ナ (3) (中公文庫 コミック版 い 1-3)
女帝エカテリ-ナ (3) (中公文庫 コミック版 い 1-3) / 感想・レビュー
ゆいまある
老いとともに理想に燃えていたエカテリーナも保守的になり、情報を制限し、焚書まで行う。ヒドイ。だが年取ってから苦労したくないのは皆同じ。理想だけでは食っていけないのである。しかし、40代になってもモテモテ凄い。ポチョムキンは作者の好みなのか(オルフェウスの窓のクラウス感)いい感じに描かれているが、後の恋人たちは皆金髪キラキラで頼りなさそう。キャラに魅力が感じられないのが残念だった。フランス革命のシーンでお願い、オスカル様を出して!一目でも!と思ったが叶わず悲しい。原作に忠実になりすぎたからか、切なさ足りない
2021/06/20
Artemis
人間どんな立場であっても、努力すること、客観的に自分を静観することをやめてはいけない。なぜそれをやるのか目指すべき理想があってそれを見失わなかったら、権力を得ても人は大きく道を踏み外すことはないのかな。ただ自国さえ良ければいいという感覚は、自分の国の国民が幸せであっても、虐げられた国が不幸になるのであれば全体の幸せを大事にできる為政者でいて欲しい。
2023/01/28
クサバナリスト
巻末の原作者トロワイヤ氏との対談もなかなかよい。日本では考えられない女帝の貞操感。文化の違いを大きく感じる。ロシアの一時代を漫画ではあるが読めたのは良かった。それよりもエルミタージュ美術館に行ってみたい。
2017/08/13
ミナ
エカテリーナの心を掴んだ途端に変貌したポチョムキンに驚愕した。ポーランド国王にはかつての恋人スタニスワフ・ポニャトフスキが。まさか愛する女性に母国を分割されるとは思っていなかっただろうな。エカテリーナのアレクサンドルランスコーイを失ってからの衰えぶりもすごい。年を経ると愛する人を失う悲しみで一気に老け込んでしまうものなんだなぁ。
2016/11/20
ももん
強く、聡明なエカテリーナが歳を重ねて若い男に溺れて愚かな女になってゆくのが何とも言えず悲しい…。
2018/08/06
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