わたしの四季暦 (中公文庫 み 18-10)
わたしの四季暦 (中公文庫 み 18-10) / 感想・レビュー
canacona
宮尾登美子さんの随筆。宮尾さんは、いろんな風習を懐かしく、いろんなことを省略して過ごしているように書かれてるけど、それでも私からみたらすごく丁寧に暮らしているように感じられます。ちょっと驚いたのが、宮尾さんの文章を書く速さが、1日2·3枚ということ。辞書がお好きで言葉にこだわりがある感じなので、1枚仕上げるのに随分組み合わせて考え抜いてるんでしょうね。1冊書き上げるのに途方もない時間がかかりそうです。確かに宮尾さんの文章は書き込まれててもしつこく感じることなく読むことができて、いいなぁと思います。
2022/03/07
ぴよきん
私たちが生まれる前の風俗がよく書かれていて、興味深く読めました。筆者のものの考え方も、基本的にひと世代前といった感じで、それがまた新鮮でもあったり、違和感もあったり・・・。でも、一番驚いたのは、筆者の文章を書くスピード。一日にニ、三枚、って小学生の作文か、って思わず突込みが入れたくなるような。今時の作家さんが見たら、ショック死してしまうんではなかろうか。
2010/03/04
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