地球へ 3 (中公文庫 コミック版 た 1-3)
地球へ 3 (中公文庫 コミック版 た 1-3) / 感想・レビュー
瑪瑙(サードニックス)
ミュウはジョミーを中心にまとまり、新世代のトォニイたち9人の子供たちの手を借りて着実に地球へ近づいていく。そして地球のマザーはジョミーと対面することをキースに告げる。マザーとの戦いは壮絶。ジョミーもキースも不幸だ。でも、道は切り開かれた。ラストには希望が見える。
2018/11/25
かっぱ
やっと3巻を読了。「地球へ!」ではなく「地球へ・・・」。あるかどうか分からない心の中の理想郷である青い地球。宇宙へ散らばった地球生物の遺伝子を持った者達を強い力で引き寄せる。それはどれだけ文明が進んでコンピューターが世界を支配するようになったとしても変わらないようだ。
2020/05/03
月をみるもの
アマゾンでなぜか11円になってたので、脊髄反射で購入。カラーなのが嬉しい。リアルタイムで読んでたころは、トオニイのジョミーへの、ジョミーのブルーへの、ブルーの地球へのこだわりがよく理解できなかったけど、いまになってみると、そういうことか、、、と思える。「自らを生み出したものへの愛着」とは、ちょっと違うんだけど、うまく言語化することができない。まあ作品にちゃんと表現されてるんだから、批評家でもないじぶんが言語化する必要など全くないのである。
2019/09/03
ノリピー大尉
遠い宇宙で誕生したESPを持つ人類の変種ミュウは地球を目指す。旧人類はミュウ抹殺のため、大戦力を投入する。圧倒的な世界観と深遠なテーマ。
2015/11/20
白義
ミュウが自然に人から生まれ出たものだとするならば、なぜシステムはミュウを排除していたのか、あるいは根から断たなかったのか。その問いに対し明かされる真実の衝撃性と皮肉さ、そしてその中にあって己の意志を貫くこと、壮大な構図と深い思想性に、繊細な登場人物たちの心理描写と狂おしく切ない関係性、どれをとっても永遠の名作。危機の時代に衰退しゆく地球や生命への想い、マジョリティとマイノリティの断絶、それすらも視野に入れた巧妙なシステムとそれをも越えていく人の意志……特にラストのキースの決断は漫画版ナウシカを思い出させた
2018/05/19
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