5五の龍 4 (中公文庫 コミック版 つ 2-4)
5五の龍 4 (中公文庫 コミック版 つ 2-4) / 感想・レビュー
KJ
負け続ける事に絶望し自ら死を選ぶ。穴熊自殺の場面は少年漫画には似つかわしく無い程シビアで残酷な印象を受けた。ただ実話を題材としている所が奨励会の厳しい現実を物語っていた。本作でも度々登場する駒落将棋。平手将棋とは違うから覚えても意味が無いという感覚はあった。平手将棋を大学の問題と想定すれば各々の駒落定跡は足し算や掛け算といった解答を導く為の技術だ。どの定跡でどの技術を身につけるのか。目的意識を明確に持てば駒落将棋の重要性も納得する事が出来る。厳しい勝敗の結果をどう受け止めどう活かすかが成長の為の鍵だろう。
2019/05/17
MIRACLE
プロ棋士をめざす少年少女の青春をえがいた本格将棋まんが(全6巻)。第4巻も、引き続き、奨励会でのサバイバルがつづく(4級に昇格)。穴熊君が失踪も、そっくりな弟が登場。『5五の龍』はアシスタントが母親やライバルなどの重要な登場人物を描いている。画風があまりの違うため、残念でならない。
2013/04/29
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