5五の龍 5 (中公文庫 コミック版 つ 2-5)
5五の龍 5 (中公文庫 コミック版 つ 2-5) / 感想・レビュー
KJ
将棋とは指す人間の心の鏡。自分の心の中にある強気な部分も弱気な部分も如実に映し出される。他人と比較して一喜一憂している内は駄目で最後は自分自身との勝負になる。駒の前で嘘は付けない。経済的理由から奨励会を辞めざるを得ない状況に追い込まれる高美濃。彼を救う為に竜が奮起するのも以前彼に救われた恩があればこそだろう。言わば人は自身の持つ才能を売って金を得る。将棋が強い事も金を得る手段に値する。それが真剣師という生き方だ。葛藤を抱きながらも真剣の世界に足を踏み入れる高美濃の姿には将棋に懸ける悲痛な覚悟が感じられた。
2019/05/31
MIRACLE
プロ棋士をめざす少年少女の青春をえがいた本格将棋まんが(全6巻)。
2013/04/29
感想・レビューをもっと見る