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殺意の底 (中公文庫コミック版 竹宮恵子SF短篇集 3)

殺意の底 (中公文庫コミック版 竹宮恵子SF短篇集 3)

殺意の底 (中公文庫コミック版 竹宮恵子SF短篇集 3)

作家
竹宮惠子
出版社
中央公論新社
発売日
1996-09-18
ISBN
9784122027084
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殺意の底 (中公文庫コミック版 竹宮恵子SF短篇集 3) / 感想・レビュー

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ちゃりんこママ

別な太陽系の未知の星を目指して、100年の航行をする宇宙移民船エデンの物語。目的遂行を意図して人口受精で生まれ、教育されたらしい「エデンの歯車」シド。暴動には冷酷だが適切な対処をし、自分と同じ乗組員を育成しつつ、一般移民との偏見も緩和に勤める…争いを起こしてはならない、絶対条件について考えさせられます。初期SF短編で連作の2編は70年頃、古臭く感じますが、当時の少女漫画では画期的な試みが色々されています。まず男女の全裸を出すのが一大事だったんですよ。後書きは大分謙遜されてますね。

2014/11/22

蝶々魚

「誰にもわかってもらう必要のない自分だけの行動」「ぼくはそういうことをした――」 標題作『殺意の底』の、主人公シド・ヨーハンの最後のせりふです。『エデン2185』の初読から20年くらい経っているはずなのに、このせりふが鮮明に記憶に残っていました。巻末のコメントを読むに、5部作の最初に出来たのがこの話だったということなので、竹宮先生の描きたかったことを、初読の自分はちゃんと受け取れたのかなとうぬぼれてみたりみなかったり。シドの根底に在る繊細な感じが、今でもとても好きです。またいつか読み返す一作です。

2014/03/04

更紗蝦

表題作の『殺意の底』を含むシリーズ(「エデン2185」を舞台にした五部作)よりも、一緒に収録されている『ハートあげます』『ヒップに乾杯!』の方が印象に残りました。絵柄は古いですけど、内容はすごく繊細です。

2012/12/21

ミルフィーユ

前に読んだの小学生だったかな? たまたま本屋で発見、久しぶりに読んだけどやっぱり好きだーーーこの感じ この頃のSF少女漫画(?) 本格的なSFじゃないところがいいんだ多分 エデン2185のシリーズラストに思わずじわり…

2012/05/05

テュレ

ダンとニナが最初に出てきたので「私を月までつれてって」の時間軸なんだなぁと思いながら読んでいました。竹宮さんのSFってなんか面白いんです

2013/03/15

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