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幾たびもDIARY (中公文庫 つ 6-19)

幾たびもDIARY (中公文庫 つ 6-19)

幾たびもDIARY (中公文庫 つ 6-19)

作家
筒井康隆
出版社
中央公論新社
発売日
1997-10-01
ISBN
9784122029583
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幾たびもDIARY (中公文庫 つ 6-19) / 感想・レビュー

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♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤

読み友さんのレビューに惹かれて。本書は、筒井さんの1988年2月~1989年3月の日常を綴った日記。この時期は『残像に口紅を』と『文学部唯野教授』の連載時期が重なり、かなりハードな日々が続いたよう。あまりにも過酷で胃に穴が2つ開き入院までされている。筒井さん曰く、2つの長編の連載だから穴が2つで辻褄が合うらしい。またこの期間に息子さんが東京の美大に進学され、夫婦2人の生活に戻ったことで外食や旅行が増えたり、「水撒き女」事件が起こったりと、等身大の筒井さんの姿をみることができる。筒井さんファンは必読の1冊。

2021/09/21

メタボン

☆☆☆★ 筒井ファンにとっては、作家の日常が垣間見えて興味深い本。夫妻で外食するレストランが気になる。いくつか出てくる文壇バーは、もう閉店しているのが残念。残像に口紅をの執筆が大変だったことも良くわかる。

2021/09/12

そうたそ

★★★☆☆ 昭和から平成に入るあたりの日記を収録。まあ何の変哲もない日記であるが、「残像に口紅を」とか「文学部唯野教授」とか「懲戒の部屋」とか諸々の著名作を並行して書いていたのかと驚くことしきり。それでいて「フェミニズム殺人事件」をサラッと書いちゃう余力もあるだから筒井康隆恐るべし。水撒き女も出てきたりなんかしてプライベートも話題に事欠かないな。

2017/11/04

hirayama46

1988年~89年の日記。平成元年ですね。特に奇をてらっていない(ように見える)日記ですが、他の仕事とかぶることは書けないため、わりに秘密も多い印象。しかしまあ、バブル経済でありました。あまりその辺りの社会的なことは書かれておりませんが……。『残像に口紅を』の執筆は大変だったようです。でしょうなあ……。

2020/08/11

ふみ

ばなな、詠美、源一郎が若手で、井上ひさし、大江健三郎、そして筒井康隆がばりばり筆が乗っていたころ。なんて豪華な。「残像で口紅を」はやはり書くの大変だったもよう。日記も華やか。タイトルも良し。

2023/03/08

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