女帝の手記 1: 孝謙・称徳天皇物語 (中公文庫 コミック版 さ 1-12)
女帝の手記 1: 孝謙・称徳天皇物語 (中公文庫 コミック版 さ 1-12) / 感想・レビュー
ユウユウ
長屋王残照記から引き続き。
2017/05/17
みなみ
「長屋王残照記」につづいて里中満智子の奈良時代ものをKindle読み放題で読む。聖武天皇・光明皇后の娘の阿部内親王。藤原の血に誇りを持ち育つ。しかし、かつて長屋王の妻だった一族の女性の長娥子から、藤原家が長屋王を無実の罪で滅ぼしたことを聞かされる。それでも阿部は母の偉大さを尊敬するが……権勢への欲求があるわけでもなく、周囲の状況にあわせて生きるしかない阿部は様々な葛藤を持つ。等身大の彼女に好感を持つ。続きが楽しみだ。
2023/01/14
まぁねぇ
後の孝謙天皇となる阿部内親王が皇太子になるまでの話。藤原一族に生まれいろいろ悩みながら母光明皇后の手で皇太子となる。なんか色々難しく考える女の子だったようだ。まあ、立場が立場だからこのくらい考える素養がある子だからこそ皇太子にしようと思ったのかも。続きが気になる。
2019/10/24
あきぽん
奈良時代のヒロイン、孝謙/称徳天皇の一人称漫画第1巻。昔NHKで石原さとみが演じていた。天皇家と藤原氏の両方の血を引き継ぎ、事情により結婚しない人生を歩まされることへの逡巡。母、光明皇后への葛藤。良質な歴史漫画は、本当に面白くて勉強になります。
2016/02/22
鷺@みんさー
孝謙・称徳天皇の物語。やはり里中満智子は上手い。「コンデンエイネンシザイホウ」とか、ドラクエの復活の呪文のように唱えていたあれこれが、里中満智子の漫画を読むとなんとわかりやすいことか。この辺の時代って、日本の黎明期でもあり、なかなかドラマチックなのよねぇ。万葉集の歌は確かに、激しかったり、素朴な市井の人の歌もあり、あのおおらかさが好きだなぁと思う。とにかく歴史好き以外でも、物語として面白いのでオススメ。
感想・レビューをもっと見る