もどり橋 (中公文庫 さ 28-9)
もどり橋 (中公文庫 さ 28-9) / 感想・レビュー
美月0217
京都の料理やに奉公することになったお菊・・ 年月が経つにつれ、しっかりと成長していく姿が良かった・・ ほかの登場人物も皆いろいろなものを抱えて人生を歩んでいく・・ 良い人生になっていく者・・堕ちていく者・・ どの人生の橋を渡っていくのかで違ってくる・・ この作家さんは初めてだったんですが、ほかの作品も読んでみたいと 思いました。
2014/11/17
星落秋風五丈原
1989年の『虹の橋』に続く橋5部作の第2作。『見えない橋』『幾世の橋』『天空の橋』へと続く。ここに登場するのは実在する堀川一条の戻り橋。祇王寺がある上嵯峨野村の貧しい農家に生まれたお菊は、母の病(労咳)と口減らしのために、14才で末広屋へ5年の年期奉公に出る。旧暦12月上旬、今の暦では1月中旬過ぎに、お菊は仲買人の与兵衛に連れられて、村から店まで二里を歩く。藤七はわざわざお守りを持ってきてくれた。母親おすぎは病床から見送ってくれた。
2004/04/02
ふみえ
どこかで読んだと思ったら再読だった。地味だが、料理茶屋が舞台だから京料理の美しさや、修行中の料理人たちの仕事がよく分かる。京都弁に今一つ乗れないが、良い作品だ。
2016/05/20
merara
すごくよかった。さすが澤田さん。奥行きが違うなあ。こういう頑張る女の子の話好き!!
2016/09/16
のん
お菊のような人になりたい
2016/02/09
感想・レビューをもっと見る