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潤一郎ラビリンス (5) (中公文庫 た 30-33)

潤一郎ラビリンス (5) (中公文庫 た 30-33)

潤一郎ラビリンス (5) (中公文庫 た 30-33)

作家
谷崎潤一郎
千葉俊二
出版社
中央公論新社
発売日
1998-09-18
ISBN
9784122032477
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潤一郎ラビリンス (5) (中公文庫 た 30-33) / 感想・レビュー

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KAZOO

表題作は読むたびにいつも薄ら寒い感じを受けます。書かれた当時は虚構の世界ということがはっきりとわかりますが、今の世界ではありそうな感じがしてきます。この間は結構読むのに骨が折れた気がします。どろどろした感じはないのですが、なんというかじわっと迫ってくるものが読んでいて感じられました。

2014/12/09

こうすけ

少年、をテーマとする作品を集めた谷崎短編集。ゆるさ一切なしの良作揃い。個人的に『母を恋ふる記』はそれほどだったけど、描写はすごかった。『細雪』みたいな長いのよりも、短い小説のほうが良い気がする。

2023/03/08

蛸墨雄

思春期を迎える前くらいの少年が主人公になった短篇5編。恋、女性への憧れ心が芽生えるその直前の少年の心理描写などが楽しめる。谷崎はひょっとすると彼らのことをも愛していたのかもしれないなどと思ったりもした。

2018/02/22

桜もち 太郎

「二人の稚児」「小さな王国」「母を恋ふる記」は何度も読んだことある作品だ。「小さな王国」は一人の貧しい教師と教え子たちが、一人の悪童に感化されていくという独裁主義をほうふつさせる怖さがあり、映像化されると面白いと思った。「或る少年の怯れ」は初めて読んだが、これも兄が妻を殺したのかどうか、という弟の想像がゾッとさせるものがあった。またまた谷﨑潤一郎に引き込まれてしまった。

2013/07/16

訪問者

5巻は少年の王国。「小さな王国」、「母を恋ふる記」は何度読んでも傑作。

2019/05/15

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