男と女―小説と映画にみる官能風景 (中公文庫 こ 24-6)
男と女―小説と映画にみる官能風景 (中公文庫 こ 24-6) / 感想・レビュー
呼戯人
小池真理子は私より4つ年上なのだが、ほぼ同世代ということでこのエッセイで取り上げられる映画も皆懐かしいものばかりである。「髪結の亭主」とか「八月の鯨」とか二十年とか三十年前の名作が取り上げられる。男と女の関係について女流小説家ならではの視点で映画批評が繰り広げられる。男の軽蔑より女の軽蔑の方がはるかに深いものだとか、そうかなとか思う。夫婦とか恋人とかの関係はどこまで行っても謎である。女性の視点から眺めた男女の関係の在り方を学べた。
2015/08/22
tm.
若いときに読んだらまた印象は違うのかな、今は少々理屈ぽく感じてしまう。
2022/12/18
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