聖徳太子 1 (中公文庫 コミック版 い 1-32)

highig

（ ＾ω＾）池田理代子といえば、なんといってもベルばらが有名であるが、他にもナポレオン、エカテリーナ、そしてこの聖徳太子など歴史上の人物を題材にした作品を幾つか発表している。共通項があるとすれば、それは女性作者らしく女性の視点から見た歴史の描写に力を入れているという事だろうか。考えてみればこの時代は日本史に於いて、ある意味女性が最も深く歴史に関わった時代とも言えるのではないだろうか。「元始女性は太陽であった」といわれた推古帝や持統帝の即位等は、政に対する閨閥の強さという側面も見て取れるが、真に女性の強さ、

2018/10/15

てふてふ

12話まで。普通におもしろく、権力争いや仏教の歴史がわかりやすい。ただ、この厩戸皇子が「みえる」設定なのは必要だったのかなぁ？ちょっと能力の高い普通の人として描いた方が良かったのでは…という気も。

2018/08/25

sattin

やっぱ山岸作品と比べてしまいますよねえ。ばらばらに見ると絵の印象とかキャラデザまで似通っていてびっくりします。こっちのほうは良心的聖徳太子ということで、つまらなくはないけどちょっと教科書っぽいなあ。毛人の設定が違いますね。山岸さんのほうが私は毒があって迫力も好きだけど、人によるかなあ。しかし何故これほどまでに同じ設定で書いちゃったのって思いますね。

2012/02/21

還暦院erk

同じ題材を違う作家作品で同時進行的に読んでいく試み開始。処天同様久々の再読。『日本書紀』で該当する部分をちゃんと読んでおけばよかったかなーと思うくらい「歴史読本」っぽい。こちらの王子は普通に父母から（えこひいきなしの）愛情をもって育てられていて、そこのところはホッとした。パクリ疑惑とかあるときくけれど、テーマも切り口も全然違うぞ。花の髪飾りは山岸さんの影響受け過ぎだとは思うが。

2014/09/18

ty.

噂の『池田さんのやらかしちゃった本』ですな。ベルばらやオルフェウスや他作品は好きだったのでこの作品は残念。どうせなら本当に池田さんにしか描けない聖徳太子を描けばよかったのに。