ヴイナス戦記 4 マティウ編 (中公文庫 コミック版 や 3-18)
ヴイナス戦記 4 マティウ編 (中公文庫 コミック版 や 3-18) / 感想・レビュー
かーる
いつか読もう読もうと思って、……そしてずっと読んでいなかった本というのが、誰しもあると思う。その名を知って約20年。とうとう『ヴィナス戦記』を読み終えた。金星を舞台にした、戦争を交えた2つの物語が、ともに『敗者の物語』であったことに軽く衝撃を受けたが、当時の安彦良和であれば納得か。惜しいのは構想されていた第三部が執筆されなかったことだろうか。……ともあれこれで、彼の現在に至るまでのすべての小説と漫画、どちらの完結した作品も読み終えたことになった。――ようやく、読み終えたのか。
2013/09/14
スズキユウタ
前半の「ヒロ編」は閉塞感から解放への転換があざやかで、ほんとに面白いんだけど、後半の「マティウ編」はやや駆け足な上にあんまり話にダイナミズムがなくてイマイチ。ギャグもスパイスとして効かせるなら楽しいけど本筋に関わる部分まで茶化されると…ニューシネマっぽいラストもあんまりいただけないけど、これってやっぱり打ち切りなんだろうか?
2013/06/27
スタックス
映画のリバイバル上映を機に再読。どうなるかわかっているのに、何度読んでもしんみりする結末。
2019/08/17
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