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紅にほふ 1 (中公文庫 コミック版 た 1-21)

紅にほふ 1 (中公文庫 コミック版 た 1-21)

紅にほふ 1 (中公文庫 コミック版 た 1-21)

作家
竹宮惠子
出版社
中央公論新社
発売日
1999-11-01
ISBN
9784122035461
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紅にほふ 1 (中公文庫 コミック版 た 1-21) / 感想・レビュー

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昭和っ子

あぁ…こんな本があったとは!読めてうれしい!竹宮さんの母方の実家、日露戦争後満州で置屋を営んでいた祖母と母、芸妓としてもらわれてきた咲子、梅子の血の繋がらぬ二人の伯母の、満州建国前から終戦引き上げ、戦後復興期の生活。置屋という特殊な環境ながら、新天地で何とか身を立てようとする日本人達の姿が庶民目線で描かれた物を初めてじっくり読んだ。今と変わらぬ日常の喜怒哀楽と、普段は直接感じられなくとも巻き込まれずにはおられない戦況の変化と。「大ロシアを破った関東軍」を大陸の日本人達は本当に心の支えにしてたんだなぁ。

2014/09/26

kamakama

作者の祖母・母・伯母がモデル。作者らしき人物もいて、現在と過去を行ったり来たりしながら物語は進む。ただ現在とは言っても、作品は1990年代のものだし、一番若い登場人物である作者モデルは、今は70代になっているはずなので、そこを押さえながら読む必要がある。それにしても、今読むと、女性差別のひどさに驚く。女に人権などあったもんじゃない。ここから今の状態に持ってきた女性たちに心からの敬意と謝意を表したい。ありがとうございました。

2020/06/28

やちゆう

私の父が満州で産まれて日本へ渡った…と聞いており、ちょっと気になってこの本を手に取りました。竹宮さん大好きだし。(父自身は幼くて記憶も残ってないみたいだけど。)時間軸が少々わかりづらかったけど、裕福な家庭(かつかつての特殊な世界)の戦争記は、平和な時代の私には共感しやすい。自分に子供がいる今、さらに読み甲斐があったと思う。

2012/09/15

さの棒術

戦前の満洲建国あたりから、敗戦濃厚となる戦中後期まで。作者の祖母を軸に創作された作品で、いわばファミリーヒストリー。実話そのままではなく、脚色もあるようです。当然ながら作者の実体験ではなく、身内の伝聞を元に作られた模様。激動の時代背景ではありますが、家族の身の回りで起きる悲喜こもごもが描かれていて、多くの人がとっつき易い作品だと思います。お爺ちゃんやお祖母ちゃんが存命の人はこれを切っ掛けに、体験談を聞きたくなるのではないかと。自分のルーツを調べたくなる。

2023/02/15

おばこ

面白かった。すでに絶版で電子書籍でしか読めないのかな。図書館で借りることができてよかった。

2016/09/25

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