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三河物語―マンガ日本の古典 (23) 中公文庫 (中公文庫 S 14-23)

三河物語―マンガ日本の古典 (23) 中公文庫 (中公文庫 S 14-23)

三河物語―マンガ日本の古典 (23) 中公文庫 (中公文庫 S 14-23)

作家
安彦良和
出版社
中央公論新社
発売日
2001-02-25
ISBN
9784122037915
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三河物語―マンガ日本の古典 (23) 中公文庫 (中公文庫 S 14-23) / 感想・レビュー

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もんらっしぇ

熱帯雨林を彷徨い偶然発見した本書。只今鋭意絶賛読破中の『三河雑兵心得シリーズ』の作中にて主人公・茂兵衛の配下となり活躍するのが、大久保忠教(彦左衛門)。そもそも『三河物語』は彼が著した軍記物語です。それをガンダムで有名な安彦良和氏が分かりやすく漫画に仕立ててみせたもの。とはいっても『三河物語』をそのまま漫画化したのではなく、そこに一心太助を絡ませているのが特長。一心太助とは団塊の世代より上の年齢の方だとお馴染み。架空の人物とも、実在した?とも言われますが…最初は講談でその後片岡千恵蔵主演で映画化→ 

2022/10/03

禿童子

一度挫折した『三河物語』をマンガ版でリベンジ!大久保彦左衛門と一心太助の関係がわかって面白い。肝心の三河物語の内容はわずかだが、軍談の話し手としての彦左衛門をめぐる背景事情を知ることができた。大坂夏の陣のときの旗と槍の問題で大御所家康にたてつく頑固さが光る。町人の時代の先駆けとしての江戸時代初期の雰囲気がマンガでうまく表現されている。

2023/01/26

更紗蝦

『三河物語』をそのまま漫画化するのではなく、作者の大久保彦左衛門の生き様を一心太助の視点で描いているので、時代背景(特に徳川家と大久保家の関係性)が理解しやすいです。これは私の想像ですが、彦左衛門は矛盾が出ることを承知で武士の本音(実態)と建前(忠義や道理)の両方を書いたのではないでしょうか。江戸時代の庶民がその「本音と建前」を楽しんだ感覚というのは、現代人が任侠映画の「仁義という一種の道徳観念」と「暴力という非道徳性」をエンタテイメントとして受け入れている感覚に通じているような気がします。

2015/08/14

aisu

「三河物語」は、徳川家三代にわたって仕えた旗本大久保彦左衛門忠教(ただたか)が、徳川家の業績と、大久保家の忠勤ぶりを書き留めたもの。漫画家後書きで曰く、一読した感想は「年寄りの愚痴ばかりでつまらなかった」そうだ。そこで、一心太助という人物との絡みを創作してマンガとして読みやすいようにしてくれたらしい。

2023/09/10

小鈴

手っ取り早くマンガをと思って読むも、三河物語についてよく分からんまま、しかも面白くないときた。あとがきで安彦さんが読んでも面白くない三河物語を、なんとか興味をもってもらえるように太助を設定して話を作るも。。。て感じでしょうか。これは子ども向けなはずなのに、これを読んでも古典には向かわないかも。

2015/09/01

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