マンガ日本の古典 (24) (中公文庫 S 14-24)
マンガ日本の古典 (24) (中公文庫 S 14-24) / 感想・レビュー
活字の旅遊人
初読み。基本的に実話なのか? 不倫も命懸けだったというのは、恐ろしくも面白い。五人の女性それぞれの愛があった訳だが、貫く愛が共通項だな。五人の感想は、、、姫路のお夏は悲喜劇。薩摩のお万はハッピーエンド。江戸のお七は哀れだが、なんとなく現代的。大坂のおせんは、女同士の戦いの果て。京のおさんは、そんな裏切りを美談にしちゃうのかよ、と。もっとドロドロしているのかと思っていたがそうでもなく、小学校高学年くらいなら背伸びしてもいいかな、と感じた井原西鶴。マンガとしても、人物の区別もつけやすく、読みやすかった。
2021/07/31
たまきら
牧美也子さんのゴージャスな絵とともに、様々な決まりごとに縛られる時代だからこそ、熱く燃える恋に身を投じた女性たち…。ひたむきな彼女らの姿がたくましくも悲しいお話です。生き残った者たちのその後がほんの少し登場するさいごが粋。
2020/11/12
どあら
図書館で借りて読了。
2018/12/23
aisu
「好色五人女」は、江戸時代に実際に起こった事件を題材に、西鶴が脚色した浮世草子。後書きによると「好色」は現代と意味が少し違い、一途な真の恋の意味。登場人物は皆一途過ぎて、歯車が狂っていく…。姫路の但馬屋お夏、江戸の八百屋お七、京の大経師屋おさん、大坂の樽屋おせん、薩摩の琉球屋お万の5人。
2023/09/11
Aby
井原西鶴の筆による,5人の女性の愛.不義密通で死刑なのか…… 作画はレディースコミックの大御所,牧美也子先生.
2023/04/12
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