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女 (中公文庫 P や 1-2)

女 (中公文庫 P や 1-2)

女 (中公文庫 P や 1-2)

作家
山本容子
出版社
中央公論新社
発売日
2001-04-01
ISBN
9784122038134
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女 (中公文庫 P や 1-2) / 感想・レビュー

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tokotoko

「女らしいとは?」と時々考える私。ついには「女」ってどういう人なんだ!?という疑問まで湧いてくるようになってしまいました。だからこの本で、「女」を勉強!って、ワクワクして借りた図書館本です。絵と間違うくらい(私だけ?)細かで美しい描写の銅版画60点と、銅版画家山本容子さんのエッセイです。銅版画の女性の表情がさまざまで・・・見てるだけで気持ちがやわらぎます。エッセイも、誰が読んでも楽しいと思える文章です。「女」とは・・・自分の持ってる力で、そっと人を和ませることができる人かもしれない、と思いました。

2014/11/25

きりこ

【蔵書再読】日常の中の一瞬、一瞬のなかの永遠を感じさせる「何かのやりかけのシーン」を描きたかったという容子さん。読書する女・手紙を書く女・編み物をする女・料理をする女・影絵を踏む女・歌を詠む女・鳥と遊ぶ女…80の女性の姿を写し取った明るく美しい銅版画とエッセイ。何気ない日常を切り取ったようなシーンであるのに生き生きと幸福感に満ちているのは、それが容子さん自身の姿であり、いかに様々なものに興味を持ち、生きることを愉しんでいるかということが伝わってくるのです。続く→

2013/11/28

kiisuke

文庫本ですが見開き片頁に銅版画、もう片頁に一人の『女』としての山本さんの体験や習慣や思いが綴られたエッセイ、というとても贅沢なつくりになっています。紙質も普通の小説などの文庫本より少し厚めです。どこか異国の香りのする山本さんの絵を見ていると私はとてもわくわく幸せな気分になります。山本さんは絵を描かれるとき、その場面の匂いや手触り、音、温度など五感で感じるものをご自分の中に再現なさるそう。そこから見るものの心も踊る作品を生み出すことができるのでしょう。『読書する女』が好き。

2016/02/23

のせ*まり

とても贅沢な時間を味わえる本。自分にゆとりがない時にそっと開きたい一冊。本から流れる時間がとても心地よい。描かれる女性もお洒落で粋で、眺めているだけで楽しい。山本容子がもっと好きになった。もっとたくさんの人に知ってもらいたい一冊。まずは友人にプレゼントしよう。

2017/03/17

てまり

1篇ごとに1枚、明るく印象的な版画絵が添えられていて絵本のようだ。今まで、彼女の描く顔が怖くてあまり好きではなかったのだが、明るい日ざしや風さえ感じるその色使いにすっかり魅せられてしまった。

2004/06/12

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