マンガ日本の古典 (28) (中公文庫 S 14-28)
マンガ日本の古典 (28) (中公文庫 S 14-28) / 感想・レビュー
shikashika555
木原敏江が雨月物語を! と思って読んでみたら、 これ、読んだことあるわ。「菊花の約」の話。 なんで忘れてるのか(笑) 雨月物語から4話。 「菊花の約」「浅茅が宿」「吉備津の釜」「蛇性の婬」 「蛇性の婬」は木原敏江さんの解釈が織り込まれていて、私は好きだった。
2022/03/30
fu
「雨月物語」9編のうちこの漫画で取り上げられているのは4編。妖しげな話が多くて、他の5編も読みたくなった。この頃マンガと児童書で読む日本の古典にすっかりはまってしまったが、大筋を手っ取り早く理解できて良い。長い年月を経て今も読みつがれるだけのことはあって古典の名作は面白い。いつかあらためて原文で読むとしよう。
2015/11/29
みりん
古本屋で見つけて思わず買ってしまった。木原さんの絵と古典がよく合っていて好き!気が合い、兄弟の契りを結んだ左門と赤穴の「菊花の約」が一番好き。死ぬことも厭わず約束を守り帰る赤穴と、兄の仇討をする左門に信義を感じる。他の話も素敵だけど、基本的に女が不運だったり化けて出たりでちょっといや(笑)古典が苦手な人でも楽しく読めるのでお勧めです。
2011/01/22
maekoo
源氏物語研究でも有名な国文学者でもある江戸時代の読本作家上田秋成の短編怪談小説集で後の様々な作品にも影響を与えた本作の漫画版! 木原敏江氏の絵が男女の情念や愛憎を妖艶にそして怪奇に描いていて面白いです! 全九篇から特に愛憎・情念に特化した4編、男同士の愛を描いた「菊花の約」、戦乱の世の愛する夫を待つ妻を描いた「浅茅が宿」、祈誓に反した婚礼と夫の裏切りに対する深い恨みを描いた「吉備津の釜」、物の怪に魅入られた男と深い情念を描いた「蛇性の婬」の怪奇四篇を楽しめます! あとがきにもある様に木原氏の脚色も絶品!
2022/10/18
ひろ☆
上田秋成の雨月物語のとっかかりに。9編のうちの4編。
2014/06/03
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