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風と木の詩 8 (中公文庫 コミック版 た 1-31)

風と木の詩 8 (中公文庫 コミック版 た 1-31)

風と木の詩 8 (中公文庫 コミック版 た 1-31)

作家
竹宮惠子
出版社
中央公論新社
発売日
2003-01-01
ISBN
9784122041615
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風と木の詩 8 (中公文庫 コミック版 た 1-31) / 感想・レビュー

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LUNE MER

かなり読み応えのある作品であった。約40年前の作品であるが、全く色褪せることなく、むしろ連載当時よりも受け入れられやすい世の中になっているのではないかと。パトリシアとのその後については言及されていないのだが、2人にとって最適な関係を築けていることを心から願う。

2023/01/18

柳里

人によって思うところはいろいろあるのかもしれないけれど、私の中ではこうであってほしかったと思える最高の終わり方だった。巻末のロスマリネとジュールの会話が私の思っていたそのもので、ジルベールはほんとうにセルジュに愛されていて、そしてオーギュも、彼なりの愛し方で、ジルベールとの時間を過ごしたのだろう。ジルベールは初めから、こうなることが運命づけられていたかのような生き方をしていたように思う。残酷ではあるけれど、逆にこんな結末であったからこそ、ジルベールは永遠の愛を手に入れられたのかな、と。

2013/01/21

syu

「相手の嘘が見破れないのは愛していない証拠」「育つことができない永遠の少年生き残ることを知らないジルベール…だからこそ輝いてる」「人間には考える場所がふたつある頭と心―」セルジュとジルベール、一緒にいるだけで泣けてきます。ジルベールの後半は見ていられなかった。結局ジルベールが幸せだった期間って僅かだったように思う。ルノーかっこよくなってましたね・・・!本当に素敵な作品でした。愛とは、憎悪や嫉妬を生むが、それら含めて、その人に刻まれる、永遠なもの。そう感じました。

2012/11/24

koromo

これ以上はないでしょう、という私にとってベストの(残酷な)結末。そう、生きることって、これくらい情熱を求めて、情熱が見つかろうが、見つからなかろうが、苦しいんだよと思う。生きることって畢竟むなしいんだ。でも、だからこそ、人は生きる意味(=捕らわれるもの)を求めてしまうんだ。だから私は歌を続けているのだろう。という私の持論を応援してくれるような漫画でした。読み返したらピースのはまるところがたくさんありそう。耽美でおなかいっぱいだ(いい意味で)。…そして、私はジルベールになりたいのかもしれない。

2011/11/29

どん

 これ多感な時期に読んでたら人生変わってたかもね~と思うほどの作品。 この結末しかないのだろうけど、なんとも言葉にできない。

2011/11/08

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