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記憶の色 三十一文字のパレット2 (中公文庫 た 54-2)

記憶の色 三十一文字のパレット2 (中公文庫 た 54-2)

記憶の色 三十一文字のパレット2 (中公文庫 た 54-2)

作家
俵万智
出版社
中央公論新社
発売日
2003-04-24
ISBN
9784122041943
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記憶の色 三十一文字のパレット2 (中公文庫 た 54-2) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

収録されている歌は、石川啄木や北原白秋といったいわゆる大御所から、現代のアマチュアにいたるまで、様々な歌いぶりのもの。61の項目に分かれているが、それぞれの歌に俵万智さんの解説が付く。短歌を勉強している人(とりわけ自作する人)には有効なアドヴァイスに満ちているといえる。ただし、短歌を核としたエッセイではないので、読み物としての楽しみはやや薄いかも知れない。また、選歌、評論部分ともにややキレを欠くようにも思われる。今回の中で私のベストは「おねがいねって渡されているこの鍵をわたしは失くしてしまう気がする」。

2016/01/28

双海(ふたみ)

なにゆゑに室(へや)は四角でならぬかときちがひのやうに室を見まはす(前川佐美雄)

2013/11/02

つったん

『中央公論』連載の短歌選第二弾。 阪神・淡路大震災についての歌が収録されているのを 今読むと心が揺れます。 「自転車で僕を訪ねて来て欲しい 道の瓦礫も片付けたから」 なんて胸が詰まります。

2011/07/18

ハル

「まざまざと眺めてみれば卵とは争うことを知らぬ形よ」小塩卓哉

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