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ゼロ発信 (中公文庫 あ 11-5)

ゼロ発信 (中公文庫 あ 11-5)

ゼロ発信 (中公文庫 あ 11-5)

作家
赤瀬川原平
出版社
中央公論新社
発売日
2003-10-01
ISBN
9784122042735
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ゼロ発信 (中公文庫 あ 11-5) / 感想・レビュー

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アマニョッキ

豊崎社長おすすめの作品。赤瀬川さんやっぱり安定の面白さ。2000年問題の頃の作品なのでやはり時事ネタに古さはあるけれど、先を懸念して色々買い込むところとか20年たった今でも日本人はやってること一緒だな。ゆるーい毒がくせになるし、南伸坊さんの挿絵も楽しい。社長も言っていたようになんとか文庫で復刊してくれんかねほんと。

2020/02/03

アマニョッキ

『三体』の合間にちょこちょこ読んでいたので、1週間前の世界から心配の電話がかかってくるというくだりを重力波通信とかさねてしまうなど。そんなことよりこれ4年前に既読だったの全く覚えてないんだけど。老いがやばい。ブルースペースにもグラビティにも搭乗してないのに。

2024/03/12

Inzaghico (Etsuko Oshita)

解説で、村松友視が、中国のことわざである「酒に溺れても茶に溺れるな」という言葉を引きつつ、赤瀬川文学をこう評している。「一見やけにゆったりとした日常的な飲み心地を感じさせるのだ。酒よりもむしろ、茶の凄みと危険性を孕んだ世界なのかもしれない。そこが油断できぬところなのだ」 ものすごいことなのに、力を抜いて書いているから、そのすごさがわたしのような凡人にはすぐにはわからない。あとから毒のようにじわりと効いてくる。でも、こういう毒なら大歓迎だ。

2018/10/28

justdon'taskmewhatitwas

新聞連載の小説(挿絵付)である。が実質は日記とかエッセイの類で、執筆と掲載の時差の間に「発酵」して小説になるのだそうだ。こういうとこがこの著者っぽい。久しぶりに著作に触れて"ちょっと昔のヒト"という印象を持った。"旧き(良き)日本人"というのは国粋主義とか反体制とかを問わないのだと思った。

2023/03/19

かりかり

☆☆

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