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いずれ我が身も (中公文庫 い 42-3)

いずれ我が身も (中公文庫 い 42-3)

いずれ我が身も (中公文庫 い 42-3)

作家
色川武大
出版社
中央公論新社
発売日
2004-03-01
ISBN
9784122043428
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いずれ我が身も (中公文庫 い 42-3) / 感想・レビュー

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こばまり

【再読】病気自慢が物悲しい晩年のエッセイ。ナイター競馬のお伴に若き日の伊集院静氏の姿が。いねむり先生だ。「上野で警視総監がオカマに殴られ」の記述に先頃読んだ唐十郎氏の「下谷万年町物語」は実話を題材にしていたと知る。

2016/12/06

やまちゃん

「うらおもて人生録」に癒され、以来氏の著作をたまにぽつりと読んでいます。いろいろな思いや日常の出来事を淡々と語る。みんな来いよ寛げよと言っているようで、ものごとをなめてはいけないよともぽつりと教えてくれる。

2018/03/24

ホークス

色川武大(阿佐田哲也)晩年のエッセイ集。人間なんてそんなもんだよ、格好をつけてどうするんだよ、と言われている気がする。最近思うのは、麻雀放浪記の登場人物、坊や哲(著者自身がモデル)、ドサ健、出目徳等のタイプは、今もどこにでも居ると言うこと。ただちょっと世の中の金回りが良いために、柄にも無くお行儀よくしているだけで、条件が揃えば、いつでも無頼の本性を現す筈なのだ。その点では男も女もないし、育ちすら関係ない。そんな風に考える自分も、まともかどうかはわからないが。

2015/06/30

Nabe

エッセイ。時代も考え方も普段は交わらない人の人生を垣間見た気がする。

2023/02/22

方々亭

色川武大は信用できる。ってのはこちらの勝手な思いなのだけれど、そういう思いが常にある。子供の頃の劣等感とか疎外感から出発して、それに向き合いながら身を処してきているのを示してくれている。自分を大きく見せようなんてところが全くない。読むといつも、いてくれてありがとうってな心持ちになる。そういう作家。

2022/08/23

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