非花 (中公文庫 い 92-21)
非花 (中公文庫 い 92-21) / 感想・レビュー
kmori299
四話どれもそれぞれ良かったけども、何より表題作が良い。ちょっと説話っぽさもある2作品を読んでラストに急にドイツが出てきて驚いたけど、欧米と中国では婦人の位置づけが違ったというのが短い話でもよく分かるし、その中でできる範囲では自分を貫く姿がとても良かった。これは絶対史実でしょうと思って調べたらそのとおりだった。
2022/09/12
Mana
紙の古本と迷ったけど、電子書籍で購入。柳絮の方が私は良かったから、こっちを電子書籍にして良かったかな。短編4つ。最後の非花が良かった。清の官僚に欧州への赴任にあたって同伴する夫人役を務めるために見受けされた妓女・賽金花のエピソード。創作かと思いきや、実在の人物でびっくり。李清照の梅花山弄は、悪くないけど期待ほどではなかった。
2022/01/05
賽子
★★★☆☆・・・紀伝小説の「梅花弄山」、「非花」、伝奇小説の「傅延年」、「葛巾紫」、それぞれ梅、薔薇、菊、牡丹の花をモチーフにした短編集でした。時代も唐〜清末と広く扱っていて、中国好きにはたまりません。
2006/04/16
雪野きずな
再読3回目。青天も読もう。
2015/08/01
雪野きずな
再読2回目。青天も購入済みなので近いうちに読みたい。
2015/07/19
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