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青山二郎の話 改版 (中公文庫 う 3-13)

青山二郎の話 改版 (中公文庫 う 3-13)

青山二郎の話 改版 (中公文庫 う 3-13)

作家
宇野千代
出版社
中央公論新社
発売日
2004-09-01
ISBN
9784122044241
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青山二郎の話 改版 (中公文庫 う 3-13) / 感想・レビュー

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うちこ

わたしは特定の業界人が交流して褒めあっている映像を見たり本を読んだりすると、無理やり観客にされている自分がみじめに感じられて嫌な気持ちになることがあるのだけど、宇野千代さんのこういう本は好きです。 読み手のために登場人物が絞られ、「わたしたち」のノリで語らないように配慮されているのが存分に伝わるから。内省の弁のように書いてくれるから。 持ち上げて下げるようなことをしないって決めている抑制された書き方なのに、しっかりパンチもコクもある。このバランス感覚にいつもハートを撃ち抜かれます。 解説は安野モヨコさん!

2024/03/19

可不可

昭和54年に、眼の人・青山二郎が亡くなった。戒名は、青山の代表作である著書『淘経』を組み入れた「春光院釈淘経」。作家の宇野千代はこうまとめる。「青山さんに接して、青山さんを好きにならない人は一人もいない。何故か。それは、何事をも説明せず、あらゆる瞬間に、最も直截簡明な行動しかとらない」からであるのだそうだ。

2021/01/31

三鷹台のすずめ

骨董はだいてみなければわからない。なる~。骨董詐欺の手の内を千代さんに教示するくだりがおもしろかった。いわく本物と贋作をまぜ、贋作に高価をつける 本物を高く買ってくれる人があらわれたとお金をわたし、ひきとる。贋作はそのまま。あれ私間違っている?こんな人はてをださないほうがいいということか。

2015/07/25

麗子

好き。

2013/05/14

yagian

こういう有閑階級って一定数存在した方が社会的な多様性が高まっていいんだろうけど。

2012/05/22

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