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チャイ・コイ (中公文庫 い 101-2)

チャイ・コイ (中公文庫 い 101-2)

チャイ・コイ (中公文庫 い 101-2)

作家
岩井志麻子
出版社
中央公論新社
発売日
2005-03-01
ISBN
9784122044982
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チャイ・コイ (中公文庫 い 101-2) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

女性作家による女性視点の官能小説。恋愛感情は一切廃されており、純粋な欲情からなるという点で、まさに特異だ。舞台はホーチミン。ここに見られる構図は、かつての宗主国フランスと植民地ベトナムそのものの、幾分かは形を変えた再現だ。『エマニュエル夫人』や『ラマン』のけだるさを想起させるという点においても。たしかにセックスもまた文化である。日本の男たちの淫猥で頽廃を孕んだセックス、そしてヴェトナム青年の純朴なそれ、となんだかステレオタイプなのは筆者のここでの限界か。日本とヴェトナムとの経済力の差に依存していることも。

2016/11/04

Shoji

私は官能的な物語が大好きだ。エロいの大好きだし、痛いのとか汚いのとかグロいのも好きだったりする。 でも、この『チャイ・コイ』は私にはイマイチだった。 登場人物に感情移入しなかった。 共感もしなかった。 そもそも、ベトナムの愛人とのセックスが妄想なのか現実なのか、私の読解力ではグレーのままだ。 消化不良でした。

2017/01/08

takaC

手放しで称賛するほどの作品とは思えない。(のは、自分が女性ではないから?)

2009/10/01

ぼぶたろう

すごく良かった。言葉にしたくない不思議な余韻に浸っています。なんだかすぐに次の本を手にできない、そんな作品。

2016/12/26

ももみず

ホーチミンで出会った現地の若者との肉欲に溺れる、女流小説家のお話。文体との相性が悪かったせいか、残念ながらあまり夢中になれなかった。性描写が抑揚に乏しく、絶頂に至る際の絶頂感がイマイチ伝わってこないというか。このダラダラとした性描写は、ホーチミンの湿っぽさをも表現しているのかもしれないけれど、でもやっぱり退屈だったなあ。

2014/09/14

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