苦い娘 (中公文庫 う 25-1)
苦い娘 (中公文庫 う 25-1) / 感想・レビュー
90ac
倒産しそうな印刷所を狙った整理屋の手口など、読んでいるだけで自分が罠にかかっているようで恐ろしくなる。19歳にしてはヒロインは勇気があるな。伯父もその友人も癖のある小悪党なのに、物怖じしない。母親にしても伯父の友人真船の元妻にしてもここに出てくる女性は逞しい。悪党達を恐れていない。読むほうがハラハラする。打海さんの作品は6つ目だが、この作品はハードですね。でもラスト近くのヒロインと真船のやりとりが面白い。いい雰囲気。岩崎弘美の「聖母のララバイ」がホリー・コールの「トラスト・イン・ミー」に通じていたとは。
2016/04/04
N・Toshi
アーバンリサーチシリーズ再読4冊目。前に読んだときは、登場人物が多くて複雑だったと書いていたけど、再読したらそんなことない。苦い娘って、「万里子、あかり、ひかる」のことか。
2023/02/11
N・Toshi
登場人物が多くて、人間関係が複雑なので、スッキリ物語が入ってこなかったな。このシリーズは雰囲気が好きなので、退屈せずに読めたけど。
2020/06/13
斧
時代背景のせいか、整理屋たる聞き慣れない職業のせいか、イマイチ物語にうまく入れなかった…。打海さん幻覚を取り扱う作品が多いのかしら?
2015/04/26
palehorse82
やっぱり狂っていて、それでいて後味が良い。
2014/09/18
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