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妖説源氏物語 1 (中公文庫 と 26-1)

妖説源氏物語 1 (中公文庫 と 26-1)

妖説源氏物語 1 (中公文庫 と 26-1)

作家
富樫倫太郎
出版社
中央公論新社
発売日
2005-06-01
ISBN
9784122045385
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妖説源氏物語 1 (中公文庫 と 26-1) / 感想・レビュー

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とも

★★★★絶品です。あの複雑な源氏物語をベースに、主人公を光源氏取らずその次世代の薫と匂宮にしたところも、おそらく混乱を避けるため複雑な部分はミステリーとして今後徐々に解明されていくのであろうプロットも、なによりも造詣の深さに感服である。次巻が楽しみである。

2019/10/20

しゅてふぁん

内容を一言で表すならば『源氏物語・宇治十帖の世界観での怪異譚』。物語の舞台は光源氏が世を去りし御代。光源氏の子である薫中将と孫の匂宮が、襲い掛かる怪異に陰陽師白鷗とともに挑むというもの。薫が光源氏との関係性について悶々と悩んでいたり、夕霧が父親(光源氏)について語っていたりと源氏物語の世界も楽しめるし、怪異譚としても面白い。薫はいつも匂宮に振り回されているけれど、仲が良くて楽しそうだった。

2017/06/06

maekoo

光源氏でなく宇治十帖の薫と匂宮を主人公に設定し平安京を舞台に様々な事件で現れる悪霊や物の怪達に対し、凄腕没落陰陽師の力を借りながら対峙し事件を解決していくダークな雰囲気を醸した三巻に及ぶ連作連作の一巻! 薫の出生の秘密や匂宮の性格等原作の面白い所を巧く生かして中身の深い人間模様を描いており原作ファンも愉しめます! 所々源氏物語初心者でも判る原作エピソードや有識故実の説明的話も違和感なく物語に溶け込んでいます。 現代的言い回しもありますが「妖説」の名の通り怪しげな物語も楽しめるエンターテイメントな小説です!

2023/03/10

み~くま

時代は、光源氏没後15年。主人公は、あの薫と匂宮。これだけでも、源氏物語を愛する者にとっては堪らない設定なのですが、さらに夕霧や花散る里、女三の宮や明石の中宮などの主要キャストも健在で要所に登場してくれるので、まさに宇治十帖の続きを読ませてもらっている気分になりました♪もちろん、源氏物語のおおまかな舞台設定についての説明箇所もあるので、源氏をあまり知らない方にとっても楽しめる作品になっていると思います。このシリーズ、あと2冊出ているんですが、一気に読むと勿体無いので、余韻を楽しみながら読みたいと思います。

2011/06/25

がんちゃん

新商品版で読みました。感想は参刊目読了後に

2024/04/10

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